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今年を振り返って①

  • 執筆者の写真: Ruban Noir
    Ruban Noir
  • 2021年12月28日
  • 読了時間: 3分

今年2021年も残すところあと3日となりました。


今年一年を振り返ると、コロナ禍にあって個人的には新しいことに出会ったり、また始めたりと変化の年でもありました。

具体的には趣味でお能を観に能楽堂に通うようになりすっかりその世界に魅せられてしまいました。能楽関係の本も沢山読み現在も勉強中。

さらに昔習っていた箏のお稽古も再開し、こちらも楽しくて仕方なく日々練習に励んでいます。

偶然にも和の世界に深く傾倒することになりました。


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よく通っている横浜能楽堂


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愛用の箏

この新たなる世界の私の精神面への影響も少なからずあり、カルトナージュの作品に対する感覚も少し変化してきたように思います。

これまで「何となく」良しとしていたデザインについても深く考えるようになり、よりシンプルな美しさを求めるようになった気がしています。



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カルトナージュで作った箏の譜面ケースと爪ケース

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今年作った作品を振り返ってみます。まずオリジナル作品から。



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花をテーマにした「スズランの箱」「バラの蕾の箱」「シロツメクサの箱」。

また、昨年に続いてイースターの「卵型の箱」も作りました。







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また、原点に戻って基本的な箱をディテールに拘って作ってみたりもしました。

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布にイラストを印刷してラベルのように貼った箱。


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こちらは古いゴディバの箱をイラストを生かしておしゃれにリメイク。

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これまで「複雑な曲線ラインのほうが凝っている」と思いがちだったデザインも、ストレートラインの美しさも追及。

曲線であろうとストレートラインであろうとその作品に合った美しいラインと言うものがあると思うようになりました。


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ストレートラインのスリムな縦型「スタイリッシュティッシュBOX」















広幅の織りのリボンを使ったストレートラインの「ロングトレイ」

厚みに別な色のスキバルでラインを入れたり足を金具ではなくカルトンにスキバルを貼って作るなどディテールにも拘りを。

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試験管を内蔵した一輪挿し。

「禅」のイメージで作りました。

花瓶敷もお揃いのリバーシブルで作成。


















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こちらはホームデコレーションのアイテムの壁掛けの花挿し。

奥行きのあるフレームを塗装して箱をセット。

美しいエンボスの柄紙を貼って仕上げました。

内側にはアクリルの箱を入れてあるので水を入れて生花を挿すことができます。

















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このほか、アンティークな雰囲気のブック型の箱も作りました。

背表紙には古い書籍のように横に帯を入れて。

こういう細かいデザインを考えるのはとても楽しい過程です。















こちらはスツール型の箱。シートに布を貼った割りピンを刺して本物の家具風に。

ギャザーを寄せた布を側面に巻いています。

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今年一番思い出深い作品はこちらだと思います。

「壁掛けコンソール」です。

西洋建築の彫刻を施されたブラケットがとても好きで、それをイメージして作りました。

上部は周囲が少し高くなっており、物を置いても落ちないようになっています。

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横もちゃんとエンボスで模様を入れてあるのですが、高いところに掛けると案外目立たなくてちょっと想定外。











今年は目標よりもオリジナル作品が少なくてちょっと反省しなければ・・ですが、新たな視点で作品作りを始められたので来年は沢山新作を作っていきたいです。

ホームデコレーションのアイテム作りにも自由な発想でどんどんチャレンジしていきます。


次回に続きます。



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