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ボーダレス展出品作品

  • 執筆者の写真: Ruban Noir
    Ruban Noir
  • 2019年8月22日
  • 読了時間: 3分

更新日:2019年10月25日


東京都美術館で開催されていた「21世紀アートボーダレス展2019」が無事終了致しました。

お暑い中お越し頂きました皆様に感謝申し上げます。有難うございました。


今回私が出品させて頂きました作品をご紹介致します。




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作品タイトルの提出がかなり早かったのでタイトルは無難な「Miroir」(ミロワー)にしたのですが、作品完成後の自分の中のタイトルは「癒しの空間」です。

灯りと香りでホッと癒される空間を表現しました。

パーテーションの中央にミラー、左右にランプを配してトレーにはルームフレグランスとお人形の小物入れが乗っています。





それぞれを詳しくご紹介します。




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左右に配した小さなランプシェード。

電球が点灯する本当の照明器具ではありません。

壁掛け式のランプをカルトナージュで表現しました。

とても小さいのですがシェードは製図をして断熱シートを使ってきちんと作っています。

白の麻生地をベースに、中央にはアンティークナプキンの刺繍部分を使った装飾を。

シェードの中にはLEDのキャンドルが入っていて実際灯りを付けることが可能です。




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パーテーション中央のミラー。

曲線ラインが際立つように装飾は一切なくして白い麻生地の美しさだけで演出しました。




















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ミラーの上にはランプシェードとお揃いの刺繍でオーナメントを作り飾っています。













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手前のトレーに乗せたお人形の蓋の小物入れです。

アンティークショップで購入した陶器のハーフドールを使ってカルトナージュでスカート部分を作りました。

これを落とし蓋にした小物入れです。

蓋だけでも可愛いオブジェになります。

箱の内側もアンティークナプキンで内貼りしています。



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ルームフレグランスの形に合わせてパーテーションとお揃いの生地で容器を作り

やはりお揃いの刺繍の装飾を。














トレーもお揃いで中央に曲線ラインの窓を開けて刺繍を覗かせました。

これにアクリルの板を乗せて使います。

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今回、このデザインに決めた時に使う生地でとても悩みました。

大きめのパーテーションですし、華やかな生地を使うととても映えるとは思いましたが

逆に生地の力に頼り過ぎずにシンプルにするのも素敵かな、と思い濃いグレーと白の麻生地を使い「麻のエレガンス」を表現しようと思いました。

麻生地も目の細かさやグレーの色の微妙な違いにもこだわって選びました。


今回の作品は複雑な構造の作品ではありませんが自分自身が本当に作りたいもの、素敵だなと思うものを作り自分の世界を表現したつもりです。

そして今までご指導下さった先生方から教わってきた「丁寧さ」も何よりも大切にしました。細部まで丁寧に。これはどんな小さな作品を作る時にも心掛けていることです。



ボーダレス展という様々な分野の作品を展示する展覧会でしたので、今まできちんと観たことがなかった分野の作品も多く拝見する事ができとても楽しかったですし、カルトナージュもビジャー先生を始めとしてアトリエカルトナージュの講師の方々の力作にまた刺激を受けて「カルトナージュ愛」がますます深まりました。

どれひとつ同じものがない素晴らしさ。

これからもこの素晴らしいカルトナージュの世界で精進し続けます!





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