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ビジャー先生レッスン2 ボンボニエール


ビジャー香代子先生の来日レッスンで教えて頂いたカルトナージュ作品のもう一つが完成しましたのでご紹介させて頂きます。

今回の作品は「ボンボニエール2021」。

アトリエカルトナージュでは”ボンボニエール”作品がいくつかあり、それが製作された年が名前の後ろに付けられています。

今回は今年の新作のボンボニエールなので「ボンボニエール2021」となっています。

コロナ禍でレッスンが延期になっていましたが当初は「新年のボンボニエール」としてビジャー先生がデザインされたものです。

完成したのがこちらです。




”新年のボンボニエール”にふさわしいとてもオリエンタルな雰囲気の作品です。

カーブの蓋は被せ蓋ではなく本体のカーブと合わせになっているデザインです。

生地は帯地のように見えますが、フランス製の織りの生地です。

画像ではこの生地の美しさが十分にお伝え出来ないのですが、実際見ると織りが素晴らしく本当に美しい生地です。






製図から製作する作品ですが、この”合わせ”が非常に難しい作業でした。

”超”正確な製図が求められるのはもちろんのこと、織りの厚い生地を使っているため、土台が正確に出来たとしても、生地を貼ってもそのラインを保持しなければならないので大変でした。

反省点は多々ありますが、何とか完成しホッとしております。





生地に合わせているのはクロス紙ですが、蓋裏、内底はこのように赤いクロス紙を使っています。クロス紙の2色は織りの生地の色にリンクしているのでよく調和していますね。






生地が限られているので柄合わせはしていませんが、十分この生地の美しさが発揮されていると思います。

どの角度から見ても素敵です。











今回は3種類の生地から選択できたのですがそのうち2つは帯地のような織りの生地。

もう一つの織りの生地はビジャー先生がご自身の作品にもお使いになった生地でした。

ちょうどビジャー先生と私たち認定講師の有志がご一緒に参加させて頂いた書籍の表紙にもなっている作品です。

こちらの生地もとても素敵でした。










今回の作品は製図から始まり、特殊な生地の処理などもありましたのでかなり時間をかけて完成したのですが、ゆっくりと丁寧に作品作りをすることもまた大切なことだと感じました。

つい早く作品を完成させたくなってしまいがちなのですが、パーツをしっかり乾燥させたり、丁寧にプレスしたり・・ひとつひとつの工程を丁寧に進めていけば自ずと美しい作品ができるのだと思います。

それにしても今回はなかなか難しい課題でした・・。とても勉強にもなりました!












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