鎌倉・竹の寺へ


所用があり鎌倉へ出たのですが、久しぶりに”竹の寺”「報国寺」に行きたくなって立ち寄りました。

報国寺は大好きなお寺です。孟宗竹の素晴らしい庭がありいつも癒されてきました。

最近庭をきれいにされたと聞いたので行きたいと思っていたところでした。



功臣山「報国寺」、臨済宗建長寺派の寺院で開山は1334年。足利氏と関係の深い寺院で鎌倉の足利氏の菩提寺でもあります。開基は足利尊氏の祖父・足利家時とされています。

四代鎌倉公方の足利持氏の時、京の将軍と鎌倉公方との対立が極まり「永享の乱」が起こり持氏は自刃。持氏の嫡子の義久もこの報国寺で自刃しています。

浄明寺の旧道から少し中に入ると報国寺の山門が見えて来ます。








報国寺本堂。禅宗の寺院らしく質素な佇まいですが、隅々まで手入れが行き届いています。










竹の庭の入口へ。ここから幻想的な竹の世界へいざ。


















竹の庭を巡る道も砂利や踏み石、竹の枝の垣根が新しく整えられてすっかりきれいになっていました。

竹林に多く間伐の跡がみえましたが以前はもっと薄暗くてうっそうとしていたような気がします。

それにしても竹は何て美しい植物なのでしょうか。

器、花器、楽器・・思えば日本人と竹は昔から深いつながりがあったのですよね。

画像だけではこの竹の庭の美しさがお伝えしきれないのですが、実際はもっと荘厳な美しさに満ちています。





箒にも使われる竹の枝で作られた垣根は風情がありますね。











石の灯篭やつくばいの苔蒸したところも美しい。















こんな池もありました。どこまで続いているのでしょうか。

鯉がまだ小さいので新しく作られた池かも知れません。

植栽も本当に手入れが行き届いていて感心します。



竹林の奥には足利一族の「やぐら」と呼ばれる岩肌を掘って作られた墓があります。

とても珍しいですね。

平地が少ない鎌倉にはよく見られる墳墓のようです。



歩き疲れたので竹林の中にある「休耕庵」でひと休み。

竹林を眺めながら抹茶が頂けます。



抹茶と干菓子、おいしく頂きました♡















帰りがけに歌人木下利玄の歌碑を見つけました。

文字が消えかけていましたが目を凝らしてみると


「あるき来てものゝふ果てし岩穴の

ひやけきからにいにしへおもほゆ」


という歌が刻まれていました。

利玄は長く鎌倉に住みこの地で亡くなったそうです。








孟宗竹の竹林の力強く美しい世界にひと時身を置いて心身ともにリフレッシュできました。

雪が降ったらまた訪れてみたいと思います。

雪の降り積もった竹林もさぞ美しいと思います。