アトリエカルトナージュ・サティフィカコースの課題サンプルを作りました。
今回作ったのは「ティロワー」、一段の引き出し付きの箱です
大きい作品なので無地はどうかな、とも思ったのですが、薄手のグレイの無地の麻生地をメインに使ってアンティークっぽい雰囲気をイメージして作りました。
グレイもいろいろな色味がありますが今回はシャビー感を出したかったので薄墨色のようなトーンのグレイの生地を選びました。
生地は洗いをかけてあるので柔らかく使い込まれたような雰囲気があります。
蓋上には白の繊細なチュールレースを貼りました。
白とグレイはとても好きな組み合わせです。
蓋を開けた上段は仕切りがあります。
仕切りの内底にはアンティークのグレイのイニシャル入りのナプキンを使いました。
蓋裏にはアンティークの生地に白糸でイニシャルのミシン刺繍をしたものを使っています。
引き出しにも蓋裏と同じ刺繍をした生地を使いました。
アンティークの生地はもともとテーブルクロスだったものです。
地紋が織られた繊細なもので、使い込まれているため柔らかく、これに刺繍をするとアンティークのナプキンのようになります。
引き出しにはブラックパール調のツマミを。
蓋上のレースに合わせてレースのパーツを下に貼りました。
大きさがありながら収納部分は浅くこのサイズ感がスタイリッシュでとても好きです。
この課題は自由課題を除いてトワゼーム(上級)の最後の課題だけあり、きれいに仕上げるための様々なテクニックが詰まっています。
生徒様にはこれまで習得された課題の総仕上げとして素敵な作品をお作り頂きたいと思います。
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