前回の記事でも触れましたが、私は何故かミラーの作品が大好きで強く心惹かれます。多分額縁が好きなのと繋がっていると思うのですがもしかしたら「窓から肖像画」が好きなのとも繋がっているのかも知れません。
「鏡よ鏡・・」の魔法の鏡ではありませんが鏡にはやはり不思議な魅力があると思います。
アトリエカルトナージュの作品展に初めて出品した時の作品も手鏡を掛けてミニドレッサーとしても使えるという鏡台でした。
子供時代は母や祖母がいつも使っていた取っ手の付いた手鏡ですが、今はあまり使われなくなったので手鏡へのノスタルジーを込めて作ったものです。
こちらは多分野の作家の作品が多一堂に出品される「21世紀アートボーダレス展」に出品した作品です。
パーテーションの中央には壁掛けミラー、左右にはカルトナージュで作った壁掛けランプが付いている作品です。
この作品の中央部分のデザインを壁掛け式にデザインし直したのが前回ご紹介した「マダムポンパドゥールの壁掛けミラー」です。
パーテーションの上のラインを下にも付けて壁掛け式のミラーにしています。
ミラー部分は別に作ったものを本体に後から貼っているのではなく、本体にセットしたミラーの上にフレームを貼っています。
そのほうがミラーが厚くならずにすっきりと見えます。
こちらは同じく別な期日で開催された「21世紀アートボーダレス展」に出品した作品ですが、テーマが「JAPAN」でしたので和のイメージで日本古来の鏡台のデザインをアレンジして作った「いにしえの鏡台」です。
昔の鏡台は床や畳に台を置きそこに手鏡を掛けて覗くように鏡を見たので鏡を掛ける部分が少し傾斜しています。
古い鏡のデザインに倣って手鏡にもケースを付けました。
この作品の内側にもミラーが使われています。
ビジャー香代子先生の書籍掲載作品をレッスンで教えて頂いた「コスメドレッサー」です。
ラックにコスメグッズを収納できるようになっています。
こちらは紫陽花の季節に作った小さなペールメール付きの壁掛けミラーです。
グリーンの麻生地に白い紫陽花の柄の生地を合わせています。
楕円のミラーも縦ではなく横にしました。
シンプルですがとても好きな作品です。
こちらはアーサー・ラッカムの不思議の国のアリスの挿絵のイラストを使って作った
小さな手鏡です。
レッスンで簡単に作れるようにシンプルなデザインにしています。
手鏡を掛けるスタンドも作りました。
こちらも最近体験レッスン用に作ったスライド式の携帯ミラーです。蓋に窓を開けるデザインにしてお好きなモチーフを窓から覗かせられるようにしました。
キットとしてお作り頂くのでどなたでも簡単に短時間で製作できます。
こちらはアトリエカルトナージュのキット作品の「ミロワー」ですが、このエレガントなラインが大好きです。
手切りだとなかなか難しい曲線ラインもキットなのでカルトンとケント紙がピタリと揃っているので仕上がりもとてもきれいになるのが嬉しいです。
使う生地、装飾によっていろいろな表情が生まれます。
アトリエカルトナージュのサティフィカコースの課題の「ミロワー」です。
楕円を計算式で製図して作っています。
製図からの楕円はやや丸みを帯びた形になります。
ミラーはランプシェードとも相性が良いのでこうしてお揃いの生地で作るととてもおしゃれです。
ミラー作品は作っていて本当にワクワクします。
今も構想中のミラー作品がいくつもあるのですが、少しづつ作品にしていきたいと思っています。
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