アトリエカルトナージュ・サティフィカコースのレッスンでお作り頂いた生徒様の作品をご紹介します。
少し順不同となりましたが今回でドゥゼーム(中級)の課題を終えられました。そして前のレッスンで作られた課題もご自宅で完成されてお持ち下さいました。
まず最後から三つ目の課題「ダストボックス」です。
3mmカルトンを使った課題なのでカットが大変なのですが、カーブ部分のカットも本当にきれいにされてベースがきっちりと作られているので布を貼った後もラインがとても美しく素晴らしい仕上がりです。
今回使われた生地も本当に素敵です。
四面それぞれに違う花の柄を使われてどの方向から見ても美しい作品となりました。
なかなか使う機会がなくて何年も温めて来られた生地ということですが、この作品のために出番を待っていたかのようにぴったりとはまっていますね。
柄の配置もお上手です。
仕上がりも丁寧でどこから見ても美しいです。
そして「鏡付きの箱(本体が斜めの箱)」です。
多くのテクニックを使うなかなか難しい課題です。
こちらもとても素敵な作品に仕上げられています。
蓋には窓を開けて装飾を覗かせることが決まっていますが、ミュシャの素敵な絵をプリントした生地を使われました。
絵のグリーンと蓋のボルドーの色合わせが何ともシックで素敵です。
蓋を開けると、蓋裏にはデザインされた窓から覗くミラーと、本体には交差した仕切りがあります。
縦の仕切りは左右側面の傾斜に沿って斜めになってますのでなかなか手間がかかるところです。
ボルドーの無地に合わせた柄生地もリンクするボルドー色が使われていて良く合っていますね。
ミラーの窓のデザインもご自身でして頂きますがとても素敵に美しくカットされていて素晴らしいです。
仕切りもとてもきれいに出来ています。
柄生地の配置もきちんと考えられていてさすがです。
隅々まで丁寧に作られた作品は拝見していてとても心惹かれます。
これでドゥゼームの課題は全て終えられて、自由課題を提出されたらいよいよ上級のトワゼームですね。
もともとカルトナージュ歴の長い方なので何でもお出来になられるのですが、窓のデザインなどご自身でデザインする作業も難なくこなせるようになられて、さらにめきめきと上達されていらっしゃいます。
トワゼームで作られる作品も楽しみにしております。
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