ビジャー先生のアトリエに置かれていてずっと憧れの作品だった猫目型の宝石箱。
書籍掲載作品ですが、どうしても先生に教えて頂きたくて遂にレッスンを受けることが出来ました。
先生の作品は貴婦人の絵柄の素敵な生地を使われているのですが、かなり大きな作品なのでなかなかイメージ通りの生地を見つけることが出来ず、モアレの生地と貴婦人の肖像画の生地で作ることにしました。
肖像画の周りには同じ薄紫のリボンのブレードを使ってこの貴婦人のロマンティックな雰囲気に合わせました。
こうして取手を持ち上げると内箱が現れます。
この作品は幅30cm、高さ34cmと大きいのですが、収納と同時にオブジェとしても楽しめるようにデザインされているところがとても素敵だと思います。
内箱はこのように4段の縦型ラックになっていて小箱が収まっています。
本体が「猫目型」なので、小箱の前板のカーブや模様にもそのラインが応用されています。
小箱を出すとこんな感じです。
ラックと小箱の制作は根気のいる仕事でした・・。
この小箱本当に可愛い!ビジャー先生と同じく女性のシルエットにパールのネックレスで装飾しました。
初めて作った猫目型の形ですが、大きさもあって作るのはとても大変でした。
また、ゆるやかにカーブする広い面に生地を貼るのもとても神経を使う作業でした。
でも、作るのに苦労した分完成後の喜びはひとしお。
ずっと憧れていた作品を作ることができて本当に嬉しい気持ちです。
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