私の住む地域では今年のバラの季節も終盤を迎えています。
ここ数年は忙しさに紛れてバラのお世話が少しなおざりになりがちで反省しきりなのですが、それでも今年も庭のバラ達はきれいな姿を見せてくれました。
一部ですがご紹介致します。

毎年庭で一番に咲き始める大輪のつるバラ・スパニッシュビューティー。
始めは華奢なアーチに沿わせていたら、みるみる大きくなったので鉄のパイプで補強しなければ持たなくなりました。
とてもいい香りなのでアーチの奥のテーブルは特等席でバラのシーズンの私のお気に入りの場所です。
花数が多くて嬉しい反面、散った後の花がら摘みが大変です・・。

道路際には左からパレード、新雪、羽衣、ルージュピエールドゥロンサール。
パレードは花数も多く枝の伸長力が半端なく年々大きくなっています。

カルトナージュに携わっている方にはなじみ深い名前のウィリアム・モリス。
イングリッシュローズが何故かうまく育たない我が家に在って、唯一美しく咲いてくれています。アプリコットピンクの繊細な花がうっとりするくらい美しいです。


ラティスに仕立てている、つるアイスバーグ。純白の清らかな姿はいつ見ても美しい♡

レオナルドダヴィンチ。パレードの裏のオベリスクに絡ませているのですが、パレードと色が似ているのでちょっと目立たなくて可哀そう。
でも独特のアンティークな佇まいがあるバラです。

このバラはバラの季節終盤に咲くランブラー系のシューベルト。バラ・バレリーナの花色を濃くしたようなバラで、実は自生しているのです。
バラの苗はノイバラなどの台木に接ぎ木をするのが一般的ですが、これは種からなのか枝からなのか分かりませんがいつのまにか裏庭にひっそりと生えていたのです。
同じバラが少し離れたところに鉢植えにしてあるのでそこからなのでしょう。
今年もものすごい勢いでシュートが複数伸びています。



そして今が盛りのランブラー系のミニつるバラの芽衣。
山梨のコマツガーデンさんのオリジナル品種ですがやはりコマツガーデンさんの看板品種のひとつ・夢乙女より花がひとまわり大きく中心の色が濃くグラデーションになっていてとにかく可愛いバラです。
芽衣というと、「となりのトトロ」に登場する姉妹の妹の名前と同じですね。
可愛らしい名です♡

こちらがやはりコマツガーデンさんのミニつるバラ・夢乙女と雪あかり。
同じ品種の枝違いです。
紅白なのでリング仕立てにしてシンメトリーに並べています。

ここで庭のちょっとした楽しみをご紹介しましすね。
こちらは毎年バラの季節にお目見えするバラの花水盤。
花首が折れてしまったり、今にも散りそうなバラを浮かべています。
こうすると最後までバラを楽しむことが出来ます。


この切り株は数年前に切った道路際の杏の木。
大木になって枝が道路に張り出して実や落ち葉が道路にどんどん落ちてご近所迷惑になったので枇杷の木と一緒のに数本切ることになりました。
少し高めに切っていたので今年更に短く切ってウサギの置物のベンチになりました。
バラの羽衣が横で微笑んでいますね。
ほかの切り株にも鳥や動物の置物を飾って楽しんでいます。

バラの季節が終わると、花がら摘みをしたり宴の後の様々な仕事が待っています。
また来年に向けての地道な作業が始まります。
今年も美しく咲いてくれたバラ達に感謝。
この季節があるからまた頑張ることが出来るのです。
