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ボーダレス展2022始まりました


既に開催の告知をさせて頂いておりました「ボーダレス展2022 煌星 KIRABOSHI」

が12月1日より始まりました。

国立新美術館一階の広い展示スペースに多分野の作品が沢山展示されておりますので「カルトナージュ」の展示は少々見つけにくいかも知れませんが、1B展示室を入って真っ直ぐの個別の台に作品が展示されているエリアにございます。





私の作品は展示エリアの後方にあります。



今回使った生地については前回の記事でご説明しましたが、今回は作品を少しご紹介致します。

タイトルは「錦 NISHIKI」。これは使った素材から付けたものですが、作品のコンセプトは「部屋の一角に設えるオリエンタルなディスプレイコーナー」です。

”屏風”の前には小ぶりなキャビネット。キャビネットの天板はいろいろなものをディスプレイできるようにトレイ仕立てになっています。


今回使った素材はオールシルク。

カルトナージュをなさっている方はお分りと思いますが、シルクは染みになりやすいので必ず裏打ちが必要です。

普段はめったにシルクを使うことがないので緊張しましたが、シルクならではの光沢、質感はやはりとても美しいです。




後方からみたところ。

前の扉は無地場の多い柄。

左右は一面花の柄出しで黄色のシルクで縁取りをしています。












今回の展示に当たってはお香立てをトレイに置いてお香を焚くことを念頭に置いて小物も製作致しました。

まず、お香立てを置く正十二角形の台を作りました。脚も正十二角形。

十二角形ともなると一つの角の角度が広いのでなかなか難しかったです。











そして愛用のお香を入れる箱も作りました。留め具は平紐と笹爪でオリエンタルな箱に。

無地のシルクサテンの生地に絹織物の柄をアップリケのように切り取って貼ってみました。




キャビネットの中にお香の道具も収納できます。




ざっとご紹介致しましたが、展示が終わりましたら、今回の製作で大変だった所や工夫したところなど、製作の面からいろいろと書いてみたいと思います。



今回の展示は出品した作者それぞれの個性が溢れた素敵な作品ばかりですので是非会場で直に作品をご覧頂けたら幸いです。



「21世紀アートボーダレス展2022 煌星 KIRABOSHI」


於:東京・六本木 国立新美術館展示室1A、1B(カルトナージュは1B展示室)

会期:12月1日(木)~10日(土) 10時~18時(入場17時30分迄) 


*12月6日は休館日


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