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「ラファエル前派の軌跡」展


東京・丸の内の三菱一号館美術館で3月14日から開催されている「ラファエル前派の軌跡」展に行ってきました。



大好きな画家・ロセッティとバーン・ジョーンズの作品が複数展示されるとあって、ずっと楽しみにしていました。

今年生誕200年を迎えるジョン・ラスキンとラファエル前派そしてその周辺の芸術活動を俯瞰できる見ごたえのある内容となっています。

「ターナーとラスキン」「ラファエル前派同盟」「ラファエル前派周縁」「バーン・ジョーンズ」「ウィリアム・モリスと装飾芸術」の五つのテーマから構成されています。














ジョサイア・コンドルにより設計された建物が復元された「三菱一号館」内にある美術館なのでレトロな雰囲気がいっぱいで今回の企画にピッタリです。

















嬉しいことにロセッティの絵画が展示されているところが撮影可となっていました。

ロセッティの多くの絵画のモデルとして知られているウィリアム・モリスの妻ジェイン・モリスはラファエル前派のミューズと言われた女性ですが、彼女をモデルに描いたロセッティの絵画も多く展示されています。ファンとしては嬉しい限りです。


「夜が明けて」ファウストの宝石を見つける     グレートフェン

「ムネーモシュネー」(記憶の女神)

「クリスマス・キャロル」

「ラ・ドンナ・デッラ・フィネストラ」     (窓辺の女性)

「王妃の私室のランスロット卿」

ジェインをモデルに描いたロセッティの絵画を初めて観た時は意思の強そうな瞳のエキゾチックな美貌と豊かに波打つ髪の女性にすっかり魅了されてしまいました。そして写真に写っている実在のジェイン・モリスが絵画と少しも違わないのにも本当に驚きました。このような神話から抜け出したような美貌の女性が実在するとは・・。


ジェイン・モリス/ジョン・ロバート・パーソンズ撮影


<水辺の柳>のための習作

ジェインが本当に美しく描かれています



「ウェヌス・ウェルティコルディア」       (魔性のヴィーナス)


そしてジェインがモデルではありませんが今回の展覧会の「顔」となっているロセッティの絵画も。

















「祝福されし乙女」ロセッティ




バーン・ジョーンズの絵画もほんとうにうっとりするくらい素晴らしかったですし、「ラファエル前派」愛が一層深まりました。

ターナーの作品やW・モリスらの仕事も展示されていて見応えいっぱいですのであと数回は観に行きたいです。


















ミュージアムショップ「Store1894」では関連グッズを購入。




展覧会図録

白雲石吸水コースター






ファイバークロス

ポストカード





帰りがけに寄った「Cafe1894」では「ラファエル前派の軌跡」展会期中限定のメニューを頂きました。展示作品にちなんだ内容となっています。



モリス商会の刺繍作品「チェリー」にインスパイアされたオードブル

バーン・ジョーンズの「赦しの樹」をイメージした メニュー

「ラファエル前派の軌跡」展は6月9日までの開催です。

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